ドロップ・シャドウ
作成:12.20.1996
改訂:10.11.1998
ドロップ・シャドウには、影をレイヤーに描画する方法、チャンネル操作を使う方法、同じ文字を色を変えてふたつ描き、それらを重ねる方法、レイヤー効果(Photoshop5.0)などがあります。
今回はPhotoshopでは伝統的な(?)チャンネル操作によるドロップシャドウをご紹介いたします。
- 材料 特になし
- 道具 Adobe Photoshop3.0J以上(今回は4.0Jを使用しています)
- 新規ファイルの作成
今回はPhotoshopで100×100ピクセル、72dpiで新規ファイルを作成しました。背景に適当な色を使用したい場合や、写真を使用したい場合はそれを用意してください。
- 文字の入力
文字マスクツールで文字を入力します。ここではHelvetica
BLACKの120ポイントを使用しています。
- 選択範囲の記録
[選択範囲]メニューから[選択範囲の保存]を選んで、「#4」チャンネルに文字を記録します。
- 選択範囲の解除
[選択範囲]メニューから[選択範囲の解除]を選んで、選択範囲(アリの行列みたいな点線)を消してしまいます。
- チャンネルのコピー
チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「チャンネルの複製」を選択して#4チャンネルを複製し、「#5」チャンネルを作成します。この時点でチャンネルパレットは左のようになっていると思います。
- 影の作成・その1
現在のチャンネルが「#5」であることを確認してください(なっていない場合は、チャンネルパレット上をクリックします)。
[フィルタ]メニューの[その他]から[スクロール...]を選択し、右下方向へスクロールさせます。ここでは右2、下2ピクセルを適用しました。画像解像度が高い場合や浮き上がりを大きく見せたいときはこの数値はもっと大きくします。
- 影の作成・その2
続いて[フィルタ]メニューの[ぼかし]から[ガウス...]を選択します。ここでは半径に2ピクセルを適用しました。
解像度が高い場合や浮き上がりを大きく見せたいときはこの数値はもっと大きくします。
- 背景に影を落とす
RGBチャンネルに戻ります。
[選択範囲]メニュー[選択範囲の読み込み]から、「#5」を選択します。
そのままの状態で[編集]メニューの[塗りつぶし...]を黒色・不透明度100%で適用します。なお、背景が明るい色の場合、コントラストが強くなりすぎるので%は落としてもよいでしょう。
この作業でRGBチャンネルは左図のようになるはずです。
- 文字本体の入力
続けて[選択範囲]メニュー[選択範囲の読み込み]から、「#4」を選択します。
そのままの状態で、描画色に好きな色を選択し、[編集]メニューの[塗りつぶし...]を前景色100%で適用します。
できあがり
おまけ
Photoshop4.0J用アクション
使用上の注意
アクションファイルの使用法はこちらをごらんください。 選択範囲に対して、上記の効果を適用します。新規ファイルの作成から選択範囲の設定(文字マスクによる入力)までを手動で行った後、ご利用ください。
重要
本ページのアクションファイルを利用して生じたトラブルについては、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
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