グリッド状
作成:07.30.1997
改訂:02.20.1999
グリッドをかけたような文字を作ってみます。
- 材料 特になし
- 道具 Adobe Photoshop4.0J以上
- 新規ファイルの作成
今回はPhotoshopで200×200ピクセル、72dpiのファイルを新規作成しました。とりあえず、正方形でないとうまくいきませんので、横長や縦長文字を作る場合は後でトリミングするようにします。
- 文字の入力
文字ツールで文字を入力します。ここではHelvetica
Blackの120ポイントを使用しています。
- 画像の統合
レイヤー・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「画像の統合」を選択して文字を背景レイヤーと統合します。
- 新規チャンネルの作成
チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「新規チャンネル」を選択して「#4」チャンネルを作成します。
*Photoshop5.0以上では、「アルファチャンネル1」という名前になり、以降同様に「アルファチャンネルn(nは数字)」という名前で追加されていきます。
- #4チャンネルを白に
「#4」チャンネルをアクティブにします。
背景色が白の状態で、[選択範囲]メニューから、[全てを選択]を選択し、キーボードのDeleteキーを押してチャンネルを白で塗りつぶします。
- ハーフトーンパターンフィルタ
ひきつづき「#4」チャンネルでの作業です。
描画色が黒の状態で、[フィルタ]メニューの[スケッチ]から[ハーフトーンパターン...]を選択します。
大きさ「1」、コントラスト「50」、パターンタイプには「線」を選んでください。
- #4チャンネルをコピー
チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「チャンネルの複製...」を選択して「#4」から「#5」チャンネルを作成します。
- #5を回転
次にチャンネルは「#5」のままで[レイヤー]メニューの[変形]から[90度回転(時計回り)]を選び、縦縞を作成します。
- #6チャンネル作成
チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「新規チャンネル」を選択して「#6」チャンネルを作成します。
- グリッド作成
「#6」チャンネルがアクティブな状態で、まず[選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み...]を選び、「#4」を読み込みます。
更にもう一度、[選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み...]を選び、[現在の選択範囲に加える]オプションをオンにして、「#5」を読み込みます。
(背景色は白にしておいてから)[Delete]キーを押し、グリッドを完成させます。
この時点で「#6」チャンネルは図のようになっていると思います。
- RGB作成
RGBチャンネルに戻ります。
[選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み]を選び、「#6」を読み込みます。
描画色に背景色と同じ色を設定してから、[編集]メニューの[塗りつぶし]を不透明度100%で適用します。
[選択範囲]メニューから[選択範囲の解除]を選んで、選択範囲をなくします。
- 背景レイヤーをコピー
影を作成します。一般的なドロップシャドウで使うガウスぼかしを適用してもよいのですが、今回はちょっとだけ立体感を持たせるため、移動ぼかしを使ってみます。
レイヤー・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「レイヤーの複製」を選択して「背景のコピー」レイヤーを作成します。
- 移動ぼかし適用
レイヤー・パレット上の「透明部分の保護」にXマークがないことを確認してから、[フィルタ]メニューの[ぼかし]から[移動...]を選択します。角度-45、移動距離を10ピクセル程度で適用してください。今回は角度-45、移動距離10ピクセルを使用しました。
- 位置をずらして合成する
レイヤー・パレット上の合成モードで「乗算」または「比較(暗)」を選択して2つのレイヤーを合成します。
「背景のコピー」レイヤーがアクティブな状態で移動ツールを選択し、キーボードの矢印キーを操作して影の部分をずらします。
レイヤー・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「画像の統合」を選択して文字を背景レイヤーと合成しましょう。
- トリミング(オプション)
方法1:切り抜きツール( )で必要な部分を選択し、Enterキーを押します。
方法2:矩形選択ツールで必要な部分を選択し、[編集]メニューから[コピー]を選択します。
その後、[ファイル]メニューから[新規]を選択すると、コピーもとと同じ大きさの画像が作られますので、[編集]メニューの[ペースト]を適用します。この方法ではもとの
画像がそのまま残せます。
できあがり

アクションファイルなし
この手順にはアクションファイルを添付しておりません。
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