彫刻

作成:02.20.1997
改訂:12.31.1998


チャンネル操作で彫刻風の文字を作ります。かなりややこしいので、ゆっくりすすめてください。
なお、5.0以上のバージョンではレイヤー効果でほぼ同じようなことが簡単にできますので、こちらも参考にしてください。
  • 材料 固そうな素材の写真
  • 道具 Adobe Photoshop


  1. 新規ファイルの作成
    今回はPhotoshopで200×100ピクセル、72dpiのファイルを新規作成しました。背景には大理石の写真イメージをフリー素材集から頂戴しています。
    なお、新規画像に写真イメージをペーストした場合は、レイヤーパレットのメニュー(右上の三角マーク)から「画像の統合」を実行してひとつのレイヤーにしておいてください。

  2. 文字の入力
    文字マスクツールで文字を入力します。ここではHelvetica Blackの56ポイントを使用しています。

  3. 選択範囲の保存
    [選択範囲]メニューから[選択範囲の保存]を選んで、#4チャンネルに文字を記録します。

  4. チャンネルのコピーを2回
    チャンネルパレットを開いて、「#4」をクリックし、アクティブにします。
    チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「チャンネルの複製」を選択して「#4」チャンネルを複製し、「#5」チャンネルを作成します。

    更に同じ操作を行い、「#6」チャンネルも作成します。チャンネルパレットは左図のようになっていると思います。

    最後に[選択範囲]メニュー[選択範囲の解除]を選び、選択範囲を解除しておきます。


  5. エッジ取り出し用マスクの作成(1)
    「#5」チャンネルをアクティブにします。


    [フィルタ]メニューの[その他]で[明るさの最大値...]を選択します。
    今回は2ピクセルを適用しましたが、解像度が高い場合、この数値はもっと大きくします。


  6. エッジ取り出し用マスクの作成(2)
    続けて[イメージ]メニューの[色調補正]から[階調反転]を選択し、白地に黒の文字に変更します。

  7. エッジの作成(1)
    今度は「#6」チャンネルをアクティブにします。


    [フィルタ]メニューの[ぼかし]から[ガウス...]を選択します。今回は半径2ピクセルを適用しました。




  8. エッジの作成(2)
    チャンネルはそのままで、[フィルタ]メニューの[表現手法]から[エンボス...]を選択します。今回は3ピクセル、135度で適用しました。



  9. エッジの作成(3)
    チャンネルパレットのメニューから「チャンネルの複製」を選択してこの「#6」チャンネルを複製し、「#7」チャンネルを作成します。
    この時点では「#6」、「#7」の2つのチャンネルの画像は同じ状態です。

  10. エッジの作成(4)
    「#7」チャンネルをアクティブにした状態で、[イメージ]メニューの[色調補正]から[階調反転]を選択します。「#6」とは逆に飛び出たようなエンボス(左図)になると思います。

  11. エッジの作成(5)
    再び「#6」チャンネルをアクティブにします。
    [イメージ]メニューの[色調補正]から[レベル補正]を選択します。ダイアログボックスの右下にあるスポイトのボタンの中から、黒いスポイト(左図)をクリックして選択します。

  12. エッジの作成(6)
    画像の上に持っていくと、マウスのポインタはスポイトに変わりますので、背景のグレーの部分(どこでもよい)をクリックし、OKボタンをクリックします。左の図のように、ほとんど真っ黒けになりますが、それで正解です。

  13. エッジの作成(7)
    「#7」チャンネルをアクティブにし、先の(6)と同じ操作で背景を黒にします。

  14. エッジの作成(8)
    チャンネルパレットで、「#6」と「#7」を同時に選択します。
    これにはShiftキーを押しながら、チャンネルパレット上で二つのチャンネルをクリックします。


    画像はうす赤で表示されます。

  15. エッジの作成(9)
    [選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み...]を選び、「#5」を読み込みます。


    さらに、同じ操作で「現在の選択範囲に加える」をチェックし、「#4」も同時に読み込みます。


    選択範囲は左図(部分拡大)のように、ちょっと複雑な形状になります。

  16. エッジの作成(10)
    [編集]メニューから[塗りつぶし]を選択し、黒100%で塗りつぶします。これで「#6」は明るいエッジ用、「#7」は暗いエッジ用にトリミングされます。
    選択範囲は解除してください

  17. 底の影用マスク作成(1)
    「#4」チャンネルをアクティブにします。
    チャンネル・パレットのメニュー(右上の三角マーク)から「チャンネルの複製」を選択して「#4」チャンネルを複製し、「#8」チャンネルを作成します。

  18. 底の影用マスク作成(2)
    「#8」チャンネルがアクティブになりますので、[イメージ]メニューの[色調補正]から[階調反転]を選択し、白地に黒の文字に変えます。

  19. 底の影用マスク作成(3)
    「#8」チャンネルがアクティブなまま、[フィルタ]メニューの[ぼかし]から[ガウス...]を選択します。今回は半径2ピクセルを適用しました。

  20. 底の影用マスク作成(4)
    次に[フィルタ]メニューの[その他]から[スクロール...]を選択します。今回は右下それぞれ2ピクセルを適用しました。

  21. 底の影用マスク作成(5)
    引き続いて、[選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み]を選び、「#4」を読み込みます。
    [選択範囲]メニューから[選択範囲の反転]を選びます。



  22. 底の影用マスク作成(5)
    [編集]メニューから[塗りつぶし]で黒100%を適用します。「#8」チャンネルは左図のようになります。

  23. やっとRGB作成
    RGBチャンネルに戻ります。すべてのマスクは揃ったので、あとは明るさの調整のみです。
    [選択範囲]メニューから[選択範囲の読み込み]を選び、「#4」を読み込みます。

  24. 明るさを調整
    [イメージ]メニューの[色調補正]から[レベル補正]を選びます。
    左図のように山形の下にあるスライダの真ん中の三角を右にドラッグし、暗くします(左にドラッグすると明るくなります)。
    同様の操作で、「#6」を読み込んで明るく、「#7」を読み込んで暗く、「#8」を読み込んで暗くします。

できあがり

ご苦労様でした。

おまけ

Photoshop4.0J用アクション


使用上の注意
アクションファイルの使用法はこちらをごらんください。 選択範囲に対して、上記の効果を適用します。新規ファイルの作成から選択範囲の設定(文字マスクによる入力)までを手動で行った後、ご利用ください。なお背景はRGBチャンネルにあらかじめ設定しておいてください。

重要
本ページのアクションファイルを利用して生じたトラブルについては、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。




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